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七五三

お子様の七五三、母親にふさわしい服装とは

お子様の七五三、母親にふさわしい服装とは

お子様のすこやかな成長を願う七五三。何かと準備で忙しく、お母様ご自身の服装についてはついつい後回しになりがちです。七五三のとき母親は何を着たらいいのか、フォーマルの度合いはどの程度にすべきか、お母様にふさわしい服装についてご紹介します。

(※この記事は2017年11月29日に公開したものを加筆修正しました。)

 

七五三で母親が着る服装の種類

七五三は、古くから大切に祝われてきた晴れの日であり、子供にとって節目となる儀式。付き添う母親は和服でも洋服でも種類は問いませんが、七五三という場面に見合ったフォーマルな服装で臨みたいものです。

和服

七五三は日本古来の伝統行事。神社へのお詣りもするので着物姿はぴったりです。準備や身支度は少し大変ですが、お子様にとっても母親にとっても素晴らしい記念になるに違いありません。着物の種類としては、フォーマルな礼装の中で準礼装~略礼装にあたる訪問着、色無地、江戸小紋、付下げなどが適しているでしょう。主役は子供ですから、付き添いの母親はそれよりも格を抑えた着物で、あまり華やかすぎない、控えめで落ち着いた色柄を選ぶのがポイントです。

洋服

下のお子様がいてお世話が必要だったり、着付けに時間をかけられない場合には、母親の服装は洋装でも良いでしょう。ただし、晴れの日にふさわしいフォーマル感は必要です。

フォーマルワンピースは一枚着るだけできちんとした印象になります。シンプルなデザインであればコサージュやアクセサリーを加えて華やかさをプラスしても良いでしょう。寒さが気になる場合は、ジャケットを組み合わせた着こなしもおすすめです。

スーツにする場合は、ブラックフォーマルではなく、カラーフォーマルやセットアップスーツなどをセレクトします。パンツスーツでももちろん構いません。黒っぽいスーツの場合はインナーを明るい色にしたり、アクセサリーを加えて少し華やかに装ってみましょう。

 

母親の服装選びの注意点

それぞれの地域や風習にもよるので、服装選びにこれが絶対!という厳密なルールはありませんが、子供の七五三を祝う場面で、ここだけは押さえておきたいという母親の服装選びの注意点をご紹介します。

主役の子供より目立たない

七五三といえば主役はお子様ですから、母親がそれより目立ってしまっては、誰のための行事なのか分からなくなってしまいます。お子様に華を添えるような服装を心がけましょう。またお子様がスーツなど洋装の場合は、母親も着物ではなくスーツまたはワンピースを着用するのが一般的です。

晴れの日にふさわしいフォーマル感を意識

母親は、主役であるお子様を引き立たせる装いをするのが理想的ですが、だからと言って普段と同じカジュアルウェアという訳にはいきません。お子様の晴れの日を祝う気持ち、無事の成長に感謝する心を表す、フォーマルな装いを意識しましょう。ただし、主役よりも格を抑えた装いにすることは忘れずに。

夫婦で格を合わせる

お子様より格下の衣装を選びつつ、両親は格を合わせることでバランスのとれた装いになります。母親が訪問着なのに、父親がカジュアルなジャケットというのは避けましょう。家族で並んだときお子様が引き立つ色合いになるよう考慮すると、より美しい集合写真が残せます。

露出度を控える

洋服の場合は胸元の開きやスカート丈などに、露出度が低いものを選ぶことがポイント。椅子に座って写真撮影することも考えて、スカート丈はひざ下くらいが最適です。ベージュのストッキング、つま先の見えない靴を合わせます。

七五三_母親の服装選び注意点

 

母親が着物を着る場合の注意点

母親が七五三に着物を着る場合は、訪問着、色無地、付け下げ、礼装向けとなる江戸小紋をセレクトし、帯や小物は礼装らしいフォーマルなものを合わせます。子供とのバランスを考慮して、色留袖などの格が高すぎる着物は避けておきましょう。

訪問着

訪問着は肩や胸、袖などの上半身にも柄が入る着物です。そのため、華やかな印象のものが多いですが、金彩や大ぶりの柄など派手な柄でなく、上品な色あいの古典柄などを選ぶと、落ち着いた印象で着こなせます。

七五三_母親の訪問着

訪問着について詳しく見る

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付下げ

付け下げは柄が少なく落ち着いた印象なので、七五三向きの着物と言えます。ただし、おめでたいお祝いの場面ですから、暗すぎない色と品の良い柄を選び、慶びの心を表現しましょう。

色無地

色無地は白と黒以外の無地の着物です。祝い事なので暗く沈んだ色調は避けます。三つ紋の入った色無地は格が高いので、一つ紋か無紋で良いでしょう。

七五三_母親の色無地

色無地について詳しく見る

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江戸小紋

江戸小紋はもともと武士の裃(かみしも)に用いられていた着物です。中でも江戸小紋三役と呼ばれる柄や大名家の留柄は格が高く礼装向けなので、七五三の着物としても着用できます。それ以外の柄は普段着向きでカジュアルになるため避けるのが無難です。

 

最後に

七五三は子供が主役の行事ですから、母親は控えめに、お子様の愛らしさを引き立てるように心がけたいものです。それが結果的に、母親らしいしっとりとした美しさを際立たせることにもつながりますよ。

丸昌 横浜店では、お子様の七五三にふさわしい母親向けの着物のうち、訪問着と色無地を多数ラインナップしております。衣装をお選びいただく際に、用途が七五三であることをお伝えくだされば、その旨を考慮した着物の色柄や帯合わせをご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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