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振り袖を着たら、立ち方、座り方、食事の作法、車の乗り降りなど、ちょっとしたしぐさでも洋服のときとは違う動きが必要です。これらを知っているかどうかで、振り袖姿にもかなりの差が。さまざまなシーンのためにちょっとした立ち居振る舞いのポイントをご紹介しましょう。

●基本の立ち方-つま先は絶対に開かない、が原則

背 筋をの伸ばす、とはよく言われることですが、実際そうしているつもりでもお腹を出して後ろにそり返っていることが多いものです。あごを引き、腰をやや引き加減に。肩の力は抜き、両手は前で軽く揃えます。つま先は絶対に開かないように、片足を半歩下げ、反対の足につま先を添わせるようにしましょう。

 

●椅子の座り方-背筋を伸ばして浅く腰かけよう

椅子に座っていちばん気になるのは振り袖の上前がずれてしまうこと。椅子の右側に立って、左手で袂を持ち上げ、右手で上前を押さえて、体の左側から座るようにすると、袂と上前の乱れを防ぐことができます。背中の帯がつぶれない程度にやや浅く腰かけ、背筋を伸ばして両足の膝頭を合わせましょう。

●お茶や食事をいただくとき-あくまで上品に、さりげなく

コーヒー、紅茶などの場合、ソーサーを持たずにカップだけ持つのが正式とされていますが、テーブル位置の低いときはソーサーを添えた方が優雅。ただし、日本茶の場合は茶托を持たず、右手で茶碗を持ち、左手で軽く底に添える感じで。また、食事をするときはナプキンを上手に使いましょう。フルコースなどをいただく場合は思い切って衿にナプキンをはさんで前帯がほぼ隠れるようにするのがベストです。

●車の乗り降り-シートに腰かけてから足を入れましょう

まず、乗り込むときは袂の処理を。袂を合わせて左手に持ち、乗る位置を確かめてから上前を右手で押さえ、そのまま腰をかがめて体を回すように車内へ。車内ではシートに持たれないように気をつけます。降りるときは乗るときと同じように上前と裾を持ち、体を前の方へ持っていき、両足を揃え地面に下ろします。

●電車での吊り革の持ち方-洋服とは違う、「隠す美学」を大切に


成人式の日など、電車の吊り革に二の腕まで出してつかまっている方がいますが、決して見よいのいいものではありません。必ず片手を添えて、袖口を押さえて。それに立っているときは足を開いたり、休めの姿勢をしているのも美しくありません。いつもひざをぴったりつけておくのを忘れずに。

●写真をきれいに撮ってもらうコツ-「やや斜め向き」がキレイのポイント


立ち姿の場合はカメラに向かって右または左に軽く体を向けるとすっきりした印象に。両手は帯下あたりで合わせると、袖の形がきれいです。帯姿を撮るときは体を斜め後ろに向け、目をやや伏せ気味にするとしっとりした雰囲気になります。椅子に座るときもやや斜め向きに。この場合、右を向いた方が振り袖の合わせ目が見えずきれいです。


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