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2021年の七五三、お詣りはいつ行くのがおすすめ?

2021年の七五三、お詣りはいつ行くのがおすすめ?

2021年も新年度を迎え、新たな生活がはじまっている方も多いかと思われます。今年、七五三を迎えるお子さんがいらっしゃるご家庭では、いつ何をして、どうお祝いしようか…と悩まれているかも知れません。七五三は、氏神様などに出向き、子供の健やかな成長を感謝、祈願する行事ですが、そのお詣りには、いつ行くのが良いのでしょうか?ここでは2021年(令和3年)の暦を考慮に入れ、七五三のお詣りに行く時期についてご紹介したいと思います。

 

2021年の七五三(11月15日)のお日柄は?

七五三は、平安や鎌倉の時代に宮中や公家で行われていた、子供が無事に成長することを祈る儀式に由来した行事です。地域の氏神様に、晴れ着を着た子供とお詣りに行き、無事に成長したことの感謝を伝え、今後の健やかな成長を祈る七五三詣(しちごさんもうで)をするのが習わしです。一般的には11月15日とされていますが、この日にちは絶対の決まりではありません。お子さんの体調やご両親のお仕事の都合、参拝者の混雑を避けるために、時期をずらして行うご家庭も多くあります。

2019年七五三_11月15日のお日柄

日本では行事を執り行う際、特に冠婚葬祭といった儀式行事の場合は、日取りを決めるのに六曜や六輝と言われる暦注の「お日柄」が影響する場面がたびたび見られます。「結婚式は大安に」「お葬式は友引を避けて」などと言われるのがそれで、七五三のお詣りもお日柄の良い日が選ばれる傾向にあります。

では、2021年(令和3年)の11月15日はどんなお日柄なのでしょうか。調べてみると2021年は、「友引」だそうです。(※日本において、六曜は公的に管理されているものではありません。そのため、暦の本やサイトなどによっては情報が異なる場合があります。)友引は、大安の次に縁起が良いといわれています。おめでたい行事において、「友を幸運に引く」という意味合いがあり、お祝い事を行う日として選ばれやすいです。これらを考慮すると、2021年の11月15日は平日の月曜日に当たりますが、七五三のお詣りに行く方は多いと推測されます。また、11月15日の前後の土日もまた、多くの方が七五三をされることも予想されます。

とは言え、今年も引き続き、新型コロナ感染症の影響で、11月15日当日やその前後付近のお日にちにこだわらず、10月〜12月頃でお日柄の良い別日や、人が少ないだろうお日にちをあえて選ばれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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七五三のお詣りの日取りはどう決める?

先述したように、日本では冠婚葬祭といった儀式行事の日取りを決めるのに、六曜(または六輝)と言われる暦注が目安にされることがよくあります。この六曜とは、中国から伝わってきたもので、もともとは時刻や日の吉凶を占うものだったようです。それが日本で変化し、その日の運勢や吉凶、禁忌などを表すものとして定着したようです。

六曜では、その月の1日から末日までが「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」の6種類に、決まった順番で割り当てられます。言わば、一週間の「曜日」と同じようなものです。基本的には、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順番で繰り返すのですが、時には大安の次がまた大安、という場合があります。これは、旧暦の各月1日が六曜のどの日になるのかがあらかじめ決められているからです。例えば、1月1日と7月1日は「先勝」。2月1日と8月1日は「友引」。3月1日と9月1日は「先負」と決まっています。これによって順番が強制的にリセットされるため、不規則な順番になる場合があるのです。

なお、「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」はそれぞれに意味があり、縁起の良し悪しや禁忌の内容が異なります。七五三のお詣りをするのに向いているかどうかは、この内容が影響します。

大安

六曜の中で最も縁起の良い日。やってはいけないことが何もなく、何事においても吉とされる日です。時間帯によって凶ということもないため、結婚式や開業といった慶事に好まれる日柄で、七五三のお祝いにも向いている日と言えるでしょう。

友引

朝と夕は吉、昼は凶とされています。「友」を「引く」という意味合いで、結婚式などの慶事は良いものの、お葬式などの弔事はNGとされる日柄です。慶事においては大安に次ぐ吉日なので、七五三のお祝いの日に選ぶ方も多い日です。

先勝

「先んずれば即ち勝つ」とされる日で、なるべく先回りして行動することが吉と考えられます。そのため、時間帯で言うと午前は吉、午後は凶の日柄です。七五三のお祝いをするには午前中が良いということになります。

先負

「先んずれば即ち負ける」とされる日で、急いで何かを行うのは凶と考えられます。午前中は凶、午後は吉の時間帯となりますが、平静を保つのが吉とされる日柄です。何かを行う場合は午後の方がベターなので、七五三のお祝いも午後が良いでしょう。

赤口

午の刻と言われる11時~13時あたりのみ吉で、他の時間帯はすべて凶。何もしない方が無難とされる日柄です。慶事を行うのは避けた方が良いと考えられているので、七五三のお祝いに向くとは言いづらい日ですが、もし選ぶなら正午前後が良いでしょう。

仏滅

時間帯に関係なく一日中凶の日柄。六曜の中で最も縁起が悪い日と考えられています。何をするにも不向きとされる日で、特に慶事は避けられます。七五三のお祝いも、別の日で検討される方が良いと言えるでしょう。

このように、六曜の内容についてご紹介してきましたが、これらに根拠はありません。信憑性という点で言うと、かなり薄い、という答えになるでしょう。六曜はカレンダーに広く使われてきたものの、公的に管理されているものではなく、言わば「迷信」のようなものです。また、その解釈もさまざまあり、暦の本や専門家などによって異なる部分があります。信じるか信じないかは自由ですし、解釈も人それぞれ違って当然ですので、お詣りの日取りはご家庭ごとの方針でお決めいただいて全く問題ありません。

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2021年(令和3年)で七五三のお詣りが混み合いそうな日は?

一般的に、七五三のお詣りシーズンと言われる10月と11月について、六曜と休日の並びを考慮に入れて混み具合を予測してみたいと思います。

まず2021年の10月ですが、土曜、日曜の週末で見てみると大安の日はありません。ただ、大安に次いで吉日とされる「友引」が17日(日)と23日(土)にあります。10月の中下旬なので気候的にも過ごしやすく、大人と比べて体温が高い傾向にあるお子様でも、着物を着て暑さに悩まされることはないでしょうし、お日柄の良さも手伝って、多くの参拝者が集中することが予測されます。10月は、他に祝日や振替え休日もありませんので、この両日は混み合うことを念頭に置いておく方が良いでしょう。

次に2021年の11月ですが、こちらも土曜、日曜の週末で見てみると6日(土)が大安です。また、21日(日)と27日(土)が友引です。本来の七五三の日ではないため、例年の11月の大安と比べるとやや少なめかも知れませんが、六曜を気にされる方は集中するでしょう。なお、3日(水)の文化の日、23日(火)の勤労感謝の日も休日です。どちらも大安ではありませんが、土日もお仕事があるご家庭の場合は、この日にお詣りをされる方も多いでしょう。11月15日より前の大安は、6日(土)、12日(金)しかないので、2021年の場合は一極集中と言うよりも、毎週末が平均して混み合うことになるのではないでしょうか。

2019年七五三_お詣り時期_混雑

 

最後に

例年ですと、有名な神社仏閣になると、七五三のお詣りシーズンは参拝者の大行列ができるほど境内は混み合います。ただし、今年は新型コロナ感染症対策もあり、昨年同様、ご祈祷やお詣りの事前予約や入場制限などがあるかもしれませんので、事前にご参拝を予定されている神社仏閣のH Pでご確認いただくか、直接またはお電話などでお問合わせされた方がよいでしょう。

子供の健やかな成長を祈願する行事という由来や意味を知ると、やはりきちんと七五三詣りをしておきたい…と思うのが親心なのでしょう。ですが、お子様の年齢によっては、慣れない晴れ着でのお出かけに疲れたり、はじめての神社や祝詞の儀式に戸惑ったりで、グズッたり泣いたりする場面もあるかと思います。七五三の主役はお子様本人。良い想い出になるよう体力や体調を最優先して、あまり格式張らずにお詣りに臨まれてはいかがでしょうか。

晴れ着の丸昌 横浜店では、お詣りの晴れ着レンタルだけでなく、着付けサービス、記念写真の前撮りサービスなど、さまざまなプランをご用意しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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