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振袖に合わせるバッグや草履はどうすべき? 選び方やコーディネートのヒント

振袖に合わせるバッグや草履はどうすべき? 選び方やコーディネートのヒント

成人式をはじめ結婚式へのお呼ばれやパーティーへの出席など、おめでたい席や改まったシーンに着用される振袖。未婚女性の正礼装であり最も格式の高い着物なので、着こなしにも配慮が必要ですが、振袖にはどんなバッグや草履を合わせるのがふさわしいのでしょうか?ここでは、振袖を着る際のバッグや草履の選び方、コーディネートのヒントをご紹介いたします。

 

振袖に合わせるバッグや草履は「礼装用」が基本

着物は種類によって格の高さが異なりますが、振袖はその中でも最も格の高い着物。未婚女性の正礼装にあたります。そのため振袖に合わせる帯なども、その格にふさわしいものを選ぶのが基本のルールです。当然、バッグや草履も例外ではなく、振袖に合わせる場合は礼装用とされているものを選びます。

礼装用のバッグの特長

佐賀錦や唐織、綴織などといった高級織物生地を使用したものや、布地にビーズやパール、スパンコールなどをあしらったもの、その他にも皮革やエナメルなどの素材を使用したものなどがあります。フォーマルな場にふさわしい、エレガントで華やかな印象を与えるデザインが中心です。

礼装用バッグ01

礼装用の草履の特長

布製やエナメル製が主流で、金色か銀色を基調にしたものが一般的です。足を乗せる台(かかと部分)が高いほど格が高いとされており、5~6cm程度(もしくはそれ以上)あるものがほとんどです。草履の台と鼻緒は同じ色、または同じ素材がふさわしいとされます。

礼装用の草履01

礼装用のバッグと草履はセットになっていることも多く、共通の色や素材が使われているため見た目にも統一感があります。格の違いやコーディネートの調和を心配する必要がなく、合わせるだけで正統派のスタイルが実現するため、セットもののバッグと草履は、着物を着慣れていない方でも安心です。

礼装用バッグと草履のセット01

なお、振袖に合わせるバッグと草履のセットは、一般的な礼装用のものと比べるとデザインが華やかな傾向にあります。これは、豪華で存在感のある振袖に合わせたデザインと言えるでしょう。さらに、成人式の場合はあまり格式張らず、略式でも良いとする傾向もあり、洋風のテイストや個性的なデザインを特徴とするセットも増えています。また、必ずセットでなければならないという決まりはないので、礼装用という条件がきちんと押さえてあり、振袖との調和やバランスが取れていれば、それぞれ単品を合わせても構いません。

振袖に合わせるバッグと草履のセット

 

振袖に合わせるバッグの選び方、コーディネートのヒント

礼装用のバッグは、小ぶりなサイズのものが主流。デザインは、持ち手のついたハンドバッグタイプか、持ち手のないクラッチバッグタイプが一般的です。振袖に合わせる場合には、次のことにも注意して選んでみてください。

振袖に合わせるバッグ

使い勝手やバランスにも留意

ショルダータイプだと肩ひもの影響で衿元が崩れたり、袖に引っ掛かる可能性があり、トラブルの原因になりかねません。また、ボストンタイプやトートタイプだと、大きさのせいでバッグが必要以上に目立ち、アンバランスになる可能性があるのでおすすめできません。

形状は横長タイプが好相性

振袖は、着た時のシルエットが縦に長くなるため、バッグは横長のものを合わせる方がバランスを取りやすいと言えます。選び方のポイントとしては、身体の横幅に収まるサイズで、縦長よりも横長の形状。この点を意識すると、上品でバランスの良いコーディネートに近づきます。

素材の見た目、印象も考慮

バッグの素材にはさまざまなものが使われますが、代表的なのはエナメルや布(織物)です。エナメル製のバッグは上品な光沢が高級感をもたらし、エレガントに見えるのが特長。一方で布製のバッグは柔らかな印象で振袖との馴染みも良く、可愛らしい見た目になります。どちらも魅力的ですが、振袖の雰囲気にマッチする素材を選ぶのがポイントです。

 

一概に礼装用のバッグと言っても、バリエーションが多彩なので、選ぶ際にはアレコレ迷うかもしれません。ですが、大事なのは振袖との調和と、礼装としてふさわしいフォーマル感。振袖と明らかにテイストやイメージが違うバッグは、コーディネート全体がチグハグな印象になってしまうので注意しましょう。

 

振袖に合わせる草履の選び方、コーディネートのヒント

一般的に礼装用の草履は、金色か銀色がベース。台と鼻緒は同じ色、または同じ素材のものが使われます。しかし振袖に合せる草履は例外で、若々しく華やかなデザインのものが多く、台と鼻緒の色や素材が異なるケースも多く見られます。これは、若い未婚女性が着る華やかな振袖に合うように…という意味合いがあるのでしょう。そんな特別な振袖をより美しく装うために、草履を選ぶ際は次のことも注意してみてください。

振袖に合わせる草履

台の高い草履で格式高く

台の高さは振袖の格に合わせて5~6cm程度あるものを選ぶのが良いでしょう。草履は、台が高いほど格が高いとされるので、いくら歩きやすいからと言っても正礼装の振袖に台の低い草履を合わせるのはNGです。

少しかかとが出るサイズが〇

草履は足のサイズにピッタリで履くよりも、少しかかとが出るくらいで履くのが美しいとされます。また、草履が大きすぎると歩いている最中に振袖の裾を踏んでしまう危険性もあります。サイズを選ぶ際は「気持ち小さめ」を意識すると良いでしょう。

鼻緒の太さにも留意

普段、履き慣れていない草履は、脱げたりつまずいたり、足が痛くなったりするリスクがあります。できれば事前に何度か履いて、足馴染みを良くしておくと歩きやすさに差が出るでしょう。なお、エナメル製よりも布製の草履の方が鼻緒が太いものが多く、足が痛くなりにくいので、その点も選び方の参考にすると良いでしょう。

 

バッグの場合と同様に、草履の選び方でも、振袖との調和ときちんとしたフォーマル感が重要です。ですが、それさえ意識していれば大きな問題はありません。自分らしい振袖コーディネートを楽しんでみてください。

 

最後に

華やかな振袖を着ると気持ちまで華やぎ、小物類のコーディネートだけでなく、髪型やメイクなどファッションの楽しみが一層広がりますよね。なかなか着る機会のない振袖ですから、思う存分楽しんでいただきたいと思います。でも、せっかくの振袖なので、その振袖がメインで映えるように、調和とフォーマル感はお忘れなく。そのポイントが押さえられていれば、どんな場でも恥ずかしくない素敵な着こなしになるでしょう。

丸昌 横浜店では、古典柄を中心に様々な色柄の振袖をご用意しており、レンタルの際には必要な一式をすべてセットでご提供いたしております。もちろん、バッグと草履もセット内容に含まれているので、個別に準備いただく必要はありません。格式の高い礼装用のセットを、振袖の色柄に合わせて専門のスタッフがお選びしますので、品格やコーディネートのバランスを心配する必要なく、安心してお召しいただけます。

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