新年がスタートして間もなくの1月第2月曜日は成人の日です。その日は、全国津々浦々で式典が開催されます。2022年4月1日に、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる⺠法改正が実施されましたが、これまで通り20歳を対象に式典を開催する自治体がほとんどで、横浜市もそのひとつ。ここでは「二十歳の市⺠を祝うつどい」という名称で開かれる横浜市の式典(成人式)について、知っておくと安心&お得なチェックポイントをご紹介いたします。
(※この記事は2018年10月27日に公開したものを加筆修正しました。)
横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」(成人式)の会場はどこ?アクセスや周辺情報もチェック!
「二十歳の市民を祝うつどい」という名称で開かれる横浜市の式典は、国内にあるアリーナの中でもトップクラスの収容人数を誇る横浜アリーナが式典会場として利用されます。新型コロナウイルス感染症が流行して以降、2021年は感染症対策のため横浜アリーナとパシフィコ横浜ノースの2会場が利用されましたが、2022年は従来どおり横浜アリーナのみ1会場の利用に戻りました。ただし感染症対策のため、式典(成人式)は参加者の在住区ごとに4〜5回に分けて開催する形式が取られています。
横浜アリーナの所在地は横浜市港北区。最寄り駅の新横浜駅からは、距離にしておよそ750mの場所にあります。通常であれば、新横浜駅から徒歩5分程度で到着しますが、式典当日の横浜アリーナ周辺は交通規制がかかります。会場への入場ルートも定められるため、歩道は成人式への参加者で大混雑。思いのほか移動に時間がかかってしまうので、余裕を持って出かけられることをおすすめします。また、会場周辺の道路での駐停車も禁止されます。ご家族に車で送ってもらったり、タクシーで乗り付けたりすることも困難ですので、来場の際の交通手段は、電車や地下鉄、バスなどの公共交通機関を利用するようにしましょう。
横浜アリーナ内の公共施設としては、一般トイレの他にバリアフリートイレ、オストメイト対応トイレも設けられています。また、コインロッカーがロビーに備えられており、1階には236口、2階には344口があります。(※大・小のタイプがあります。ここでの口数はその合計数です。)なお、成人式の日はコインロッカーの空きがないことも考えられるので、持ち込む荷物の量にはご注意ください。
また、横浜アリーナに隣接してコンビニの店舗がありますが、式典当日は警察による閉鎖エリア内ということで、営業を行っていません。寒さ対策用のカイロや、草履の鼻緒ズレを処置する絆創膏などが必要になっても、閉鎖エリア外のコンビニまで戻らないといけないので、ちょっと不安だな…と感じた時には早めに買っておきましょう。
横浜アリーナ
https://www.yokohama-arena.co.jp/
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目10番地
※落し物・忘れ物の問い合わせは、横浜アリーナ防災センターにご連絡ください。
TEL:045-474-4001(受付時間:9:00~22:00)
横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」(成人式)の開催日時はいつ?参加のための条件もチェック!
横浜市の成人式は例年、1月の第2月曜日の「成人の日」に行われてきました。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2021年や2022年は、感染症対策として在住区ごとにグループ分けした分散開催をするなど、従来とは異なる形式が取られたものの、スケジュールは例年どおりに行われました。また、成人年齢引き下げの民法改正後の2023年も、例年どおりのスケジュールで行われました。なお、成人式の参加対象者についても、民法改正前後で変更はありません。市民アンケートや関係団体の意見聴取などを行った上で、成人年齢が18歳に引き下げられた後も、20歳を対象とすることが発表されています。
この場合の参加対象者は学齢方式で決められており、式典の前年4月2日からその年の4月1日までに二十歳を迎えた人になります。つまり、俗に言う「早生まれ」(誕生日が1月1日から4月1日までの間にある人)であっても、小・中学校の学年が同じだった人はすべて対象となります。ただし、小・中学校で同学年だったとしても、引っ越しなどで住民登録が横浜市以外に移っている人は原則として参加ができません。
式典の参加学齢に該当し、横浜市に住民登録がある人には、横浜市から事前に案内状が届きます。これまでは成人式への参加には、この案内状に同封された入場券が必要でしたが、2023年は事前申し込み制が採用され、専用サイトからの申し込み登録が必要となりました。また当日の入場には、登録後に発行される入場用二次元コードが必要となるので、スクリーンショットや印刷などで持参するようにしてください。スマホやPCがなく、専用サイトからの申し込み登録ができない場合は、本人確認書類を持参の上、当日会場に設置される「当日対応窓口」で手続きが必要です。
また、横浜市の成人式は在住区ごとに開催時間を変え、4〜5回に分けて行われており、参加できる回はあらかじめ決まっています。原則としては、対象でない回への入場はできないので、きちんと確かめておきましょう。自身の両親や子供などを同伴しての入場もできませんので注意しましょう。
ただし参加や入場に関しては、いくつか例外対応もありますので、詳しくは横浜市のWebサイトなどでお確かめください。
横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」(成人式)について
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/shogaigakushu/sonota/ad.html
二十歳の記念・想い出になる便利なサービスはある?その内容をチェック!
民法改正により成人年齢は18歳になりましたが、自治体が20歳を対象に開催する式典は、その世代の若者にとって今後も大きなイベントのひとつであり続けるでしょう。ひとりの人間として自立して行く上で節目となる日でもあり、近年はその大きな晴れの日をより良い心持ちで過ごし、より良い記念や想い出にできるようサポートするサービスも充実してきています。ここでは、そのいくつかをご紹介いたします。
前撮りサービス
支度や移動で何かと慌ただしい成人式当日ではなく、ゆっくりと時間がある時に振袖姿の記念写真を撮るサービスです。スタジオで撮影するため、適切なライティングができることと、天候に左右されないことが特徴です。
出張撮影サービス
希望する場所や日時にカメラマンが出張するかたちで撮影を行ってくれるサービスです。好きなロケーションで撮影できることと、普段に近い自然な表情を撮影しやすいことが特徴です。
お支度サービス
成人式の当日に、振袖や紋服の着付け、ヘアーメイクなどのお支度をサポートしてくれるサービスです。業者によっては、移動に便利な式典会場に近接した特設会場でのお支度や、式典中の荷物の預かりや宅配に対応してくれるところもあります。
会食・宴会サービス
成人を祝ってのご家族との会食や、成人式の後の記念パーティや同窓会などのために、食事と空間を提供してくれるサービスです。成人を記念した特典がついていることもあります。
ご家族向けのメモリアルサービス
振袖お手入れサービス
購入された振袖の場合は、使用後のお手入れやシミ抜きなどを無料で行ってくれるケースもあります。レンタルの振袖の場合、ほとんどはクリーニング不要で返却できますが、万が一、雨で濡れたり、食べこぼしでシミになったりした場合に備えて、汚れ保証サービスをしているところもあります。
卒業衣装レンタルサービス
専門学校や短大、大学の卒業式で袴を着る際に、振袖を購入またはレンタルしたのと同じ店で袴をレンタルすると、その料金が無料もしくは割引になったりするサービスです。袴だけでなく、その他の衣装もサービスの対象になっている場合があります。
このような便利でお得なサービスを、着物の販売店やレンタル店をはじめ、フォトスタジオやホテル、レストランなどが数多く実施しています。サービス名は同じでも、内容はそれぞれ異なりますので、ご検討・お申込みをされる際は詳細をよくご確認ください。
最後に
一生で一度しかない二十歳を祝う式典。二十歳になったご本人はもちろん、ご家族にとってもかけがえのない行事ですので、しっかりと準備をして自分らしく臨まれてください。
晴れ着の丸昌 横浜店では、振袖と小物一式のレンタルはもちろん、二十歳の記念となる振袖姿での前撮りサービスや、成人式当日のお支度サービスもご提供しています。また、ご予約制ではありますが、式典後の振袖のお着替え・返却サービスも実施しています。詳しいサービス内容、特典は以下のページをご覧ください。
※こちらでご紹介した横浜市 二十歳の市民を祝うつどい(成人式)の内容は2023年2月時点での情報です。内容は今後、変更となる場合がございます。ご不明な点がある場合は、事前に横浜市へお問合せください。
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