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2023年の七五三 お詣りの時期はいつが良さそう?

2023年の七五三 お詣りの時期はいつが良さそう?

一生に何度もある訳ではない七五三は、子供時代の特別な晴れの日。今年、七五三を迎えるお子さんがいらっしゃるご家庭では、いつ何をして、どうお祝いしようか…と悩まれているかも知れません。七五三は、氏神様などに出向き、子供の健やかな成長を感謝、祈願する行事ですが、そのお詣りには、いつ行くのが良いのでしょうか?ここでは2023年(令和5年)の暦を考慮に入れ、七五三のお詣りに行く時期についてご紹介したいと思います。

目次

七五三の正式な時期はいつ?

七五三のお詣りの日取りはどう決める?

2023年でお詣りが混み合いそうな日は?

七五三の正式な時期はいつ?

七五三は、平安や鎌倉の時代に宮中や公家で行われていた、子供が無事に成長することを祈る儀式に由来した行事です。地域の氏神様に、晴れ着を着た子供とお詣りに行き、無事に成長したことの感謝を伝え、今後の健やかな成長を祈る七五三詣(しちごさんもうで)をするのが習わしです。

七五三の正式なお詣り時期

一般的には、七五三詣は11月15日

七五三は、11月15日にお詣りに行ってお祝いをするのが一般的ですが、なぜ11月15日なのか…については諸説あります。興味がある方は調べてみると面白いと思いますが、絶対に11月15日であるべき、という根拠があるわけではありません。厳密なルールは存在しないので、10月下旬頃に初雪が見られるような寒冷地では、雪で足元が悪くなったり、着物が濡れたりするのを避け、気候の良い時期に前倒しして行うところもあります。また、11月15日は祝日ではないので、お仕事の休暇に合わせて時期をずらされるご家族も多く見られます。

とは言え、11月15日に近い10月、11月が七五三のハイシーズン。この時期の寺社は、七五三詣に来たたくさんの参拝者で混雑します。そのため、ご祈祷の順番が来るまで長時間待つことになったり、その間にお子様の機嫌が傾いてグズリ出したり…といった状況にもなり得ます。そこで、こういった混雑による影響を避けるため、あえてもっと早い時期や平日を狙ってお詣りをする方もいらっしゃいます。

また何と言っても、七五三の主役であるお子様の成長や体調も考慮する必要がありますので、11月15日にあまりこだわり過ぎず、ご家庭の事情を踏まえてベストな時期を選ばれると良いでしょう。

2023年の11月15日のお日柄は?

日本では行事を執り行う際、特に冠婚葬祭といった儀式行事の場合は、日取りを決めるのに六曜や六輝と言われる暦注の「お日柄」が影響する場面がたびたび見られます。「結婚式は大安に」「お葬式は友引を避けて」などと言われるのがそれで、七五三のお詣りもお日柄の良い日が選ばれる傾向にあります。

では、2023年(令和5年)の11月15日(水)はどんなお日柄なのでしょうか。調べてみると2023年は、「赤口」だそうです。(※日本において、六曜は公的に管理されているものではありません。そのため、暦の本やサイトなどによっては情報が異なる場合があります。)赤口は、決して良いとは言い難いお日柄です。慶事を行うのは避けた方が良いと考えられています。また曜日で見た場合も、水曜日の平日なので休暇日よりも勤務日という方が多いでしょう。これらを考慮すると、2023年の11月15日はあまり混雑しないのではないかと思われます。なお、前日の11月14日(火)は最もお日柄が良いとされる大安ですので、古くからのしきたりを気にされる場合は、前日にお詣りされる方が多いかも知れません。

さらに、11月に限定してお日柄を見てみると、11月4日(土)と11月26日(日)が大安です。お日柄の良さと週末の休日が重なるので、両日とも参拝者が多いのではないかと思われます。

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七五三のお詣りの日取りはどう決める?

先述したように、日本では冠婚葬祭といった儀式行事の日取りを決めるのに、六曜(または六輝)と言われる暦注が目安にされることがよくあります。また、南北に長い日本の場合、全く同じ日であっても天気や気温などに大きな差があり、過ごしやすさも異なるため、住んでいる地域の気候を踏まえて日取りを考える方も多いでしょう。加えて、七五三はお宮参りと違い、季節が限定される行事。ハイシーズンの10月〜11月は、寺社は参拝者で大混雑です。そのため、焦らずゆったりお詣りできるよう、混雑する時期を避けるという方もいらっしゃるでしょう。優先事項はご家庭によって異なると思いますので、お詣りに行かれる皆様とよく相談してお決めください。

七五三お詣り_日取りの決め方

お日柄の吉凶を考慮して決める場合

日取りを決める際の目安にされる六曜。これは中国から伝わってきたもので、もともとは時刻や日の吉凶を占うものだったようです。それが日本で変化し、その日の運勢や吉凶、禁忌などを表すものとして定着したようです。

六曜では、その月の1日から末日までが「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」の6種類に、決まった順番で割り当てられます。言わば、一週間の「曜日」と同じようなものです。基本的には、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順番で繰り返すのですが、時には大安の次がまた大安、という場合があります。これは、旧暦の各月1日が六曜のどの日になるのかがあらかじめ決められているからです。例えば、1月1日と7月1日は「先勝」。2月1日と8月1日は「友引」。3月1日と9月1日は「先負」と決まっています。これによって順番が強制的にリセットされるため、不規則な順番になる場合があるのです。

なお、「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」はそれぞれに意味があり、縁起の良し悪しや禁忌の内容が異なります。七五三のお詣りをするのに向いているかどうかは、この内容が影響します。

大安

六曜の中で最も縁起の良い日。やってはいけないことが何もなく、何事においても吉とされる日です。時間帯によって凶ということもないため、結婚式や開業といった慶事に好まれる日柄で、七五三のお祝いにも向いている日と言えるでしょう。

友引

朝と夕は吉、昼は凶とされています。「友」を「引く」という意味合いで、結婚式などの慶事は良いものの、お葬式などの弔事はNGとされる日柄です。慶事においては大安に次ぐ吉日なので、七五三のお祝いの日に選ぶ方も多い日です。

先勝

「先んずれば即ち勝つ」とされる日で、なるべく先回りして行動することが吉と考えられます。そのため、時間帯で言うと午前は吉、午後は凶の日柄です。七五三のお祝いをするには午前中が良いということになります。

先負

「先んずれば即ち負ける」とされる日で、急いで何かを行うのは凶と考えられます。午前中は凶、午後は吉の時間帯となりますが、平静を保つのが吉とされる日柄です。何かを行う場合は午後の方がベターなので、七五三のお祝いも午後が良いでしょう。

赤口

午の刻と言われる11時~13時あたりのみ吉で、他の時間帯はすべて凶。何もしない方が無難とされる日柄です。慶事を行うのは避けた方が良いと考えられているので、七五三のお祝いに向くとは言いづらい日ですが、もし選ぶなら正午前後が良いでしょう。

仏滅

時間帯に関係なく一日中凶の日柄。六曜の中で最も縁起が悪い日と考えられています。何をするにも不向きとされる日で、特に慶事は避けられます。七五三のお祝いも、別の日で検討される方が良いと言えるでしょう。

このように、六曜の内容についてご紹介してきましたが、これらに根拠はありません。信憑性という点で言うと、かなり薄い、という答えになるでしょう。六曜はカレンダーに広く使われてきたものの、公的に管理されているものではなく、言わば「迷信」のようなものです。また、その解釈もさまざまあり、暦の本や専門家などによって異なる部分があります。信じるか信じないかは自由ですし、解釈も人それぞれ違って当然ですので、お詣りの日取りはご家庭ごとの方針でお決めいただいて全く問題ありません。

住んでいる地域の気候を考慮して決める場合

一般的に、七五三詣の時期とされている11月を挟んで前後1ヶ月。10月〜12月にお詣りの日取りを決めると仮定して、その時期の気候を見てみます。10月上旬は秋雨前線の影響で雨の日が多く、東日本の雨量は梅雨期よりも多いことがあります。また、台風が接近すると大雨が降りがちです。中旬頃は、高気圧に覆われてカラッと晴れる日が増え、地域によっては汗ばむような日もありますが、朝晩はグッと冷え込むようになります。そして10月下旬〜11月になると霜が降りる寒さとなり、北日本などの寒冷地では初雪が降ります。平野部と山間部では異なるものの、この時期は紅葉も進み、10月から12月にかけて色とりどりに色づいた風景が見られます。

雨天や寒さの中でのお詣りは、お子様にとっては負担となります。雨や雪で衣装が濡れることや、移動の際の足元が悪くなることもあるでしょう。また、寺社の境内や御祈祷が行われる場所は暖房設備がない場合も考えられます。寒さの中で長時間過ごすことになれば、発熱などの体調悪化にもつながりかねません。日取りを決める際は、そのあたりにも留意すると良いでしょう。

もし、お詣りと合わせてロケーションフォトを予定されている場合は、背景にきれいな紅葉が見えると、季節感も増してグンと写真映えするので、参拝される寺社の紅葉具合も考慮に入れると良いですね。

参拝者の混雑状況を考慮して決める場合

七五三は季節が限定される行事のため、お詣りは10月〜11月に集中します。中でも、土日・祝日といった休日やお日柄の良い大安日は参拝者が多く、有名な寺社となると混雑を極めます。そのため、御祈祷までの待ち時間が長くなることも珍しくありません。他にも、近くの駐車場がいっぱいで目的の寺社までかなり歩くことになったり、境内で記念写真を撮りたいのに他の参拝者が大勢映り込んだり…望まない事態も起こり得ます。そんな混雑の影響でお子様が退屈したり疲れたりすると、ご機嫌を損なう可能性も高まります。

時間にも気持ちにも余裕を持ってお詣りをしたい方は、混雑を避けて日取りを決められると良いでしょう。お仕事の都合がつくようであれば、平日を選ぶと比較的空いていますし、お日柄を気にされないのであれば、あえて仏滅などの避けられがちな日を選ばれると、混雑に巻き込まれずにお詣りができるのではないでしょうか。

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2023年でお詣りが混み合いそうな日は?

一般的に、七五三のお詣りが多いとされるのは10月〜11月ですが、ここでは12月まで含めた3ヶ月間を対象に、六曜と休日の並びを考慮に入れながら、2023年の混み具合を予測してみたいと思います。

2023年七五三お詣り_混み合う時期

10月で混み合いそうな日は…

10月で週末と大安が重なるのは10月29日(日)の一日だけです。また、10月9日(月)がスポーツの日で祝日となっており、この日は六曜で見ると友引で大安に次ぐ吉日です。一般的な時期が11月15日だと考えると、10月9日は早めに感じるものの、10月は他に休日とお日柄の条件が揃う日がないので、この2日の参拝者は多いと思われます。

11月で混み合いそうな日は…

11月は、4日(土)と26日(日)が大安と重なっています。一般的な七五三のお詣りも11月ですから、どちらの日も参拝者が多く、混み合いそうです。特に4日(土)は前日の3日(金)が文化の日で祝日なので、祖父母様など遠方からお越しになる方がいる場合、人気の日取りになるのではないでしょうか。また23日(木)は勤労感謝の日で祝日です。この日は、大安に次ぐ吉日とされる友引と重なっているので、参拝者が多いでしょう。

12月で混み合いそうな日は…

12月は2日(土)と31日(日)が大安です。そもそも師走は何かと忙しく、最終日となる大晦日にお詣りに行かれる方は少ないと思われるので、12月に入ってすぐの2日(土)を選ぶ方が多いのではないでしょうか。お日柄の良さで見ると、16日(土)が友引で週末の土曜と重なりますが、地域によってはかなり寒い時期になるので、それほど混まないだろうと推測します。

最後に

例年、有名な寺社ともなると、七五三のお詣りシーズンは参拝者の大行列ができるほど境内は混み合います。

子供の健やかな成長を祈願する行事という由来や意味を知ると、やはりきちんと七五三詣りをしておきたい…と思うのが親心ですが、お子様の年齢によっては、慣れない晴れ着でのお出かけに疲れたり、はじめての神社や御祈祷の儀式に戸惑ったりで、グズッたり泣いたりする場面もあるかと思います。七五三の主役はお子様本人。良い想い出になるよう体力や体調を最優先して、あまり格式張らずにお詣りに臨まれてはいかがでしょうか。

晴れ着の丸昌 横浜店では、お詣りの晴れ着レンタルだけでなく、着付けサービス、記念写真の前撮りサービスなど、さまざまなプランをご用意しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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