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お宮参り

動画でわかる、お祝い着の着せ方

動画でわかる、お祝い着の着せ方

地域によって異なりますが、生後1ヵ月頃にその土地の氏神様に赤ちゃんの誕生を奉告し、健康を祈るしきたりであるお宮参り。この時に着用する、赤ちゃんの正式な服装は白羽二重(しろはぶたえ)の内着に祝い着を掛けた和装です。はじめて着せるお母さんも多く、着せ方に不安を感じる人も多いはず。そこで、自宅でも練習しやすいようお祝い着の着せ方を解説する動画をご用意しました。手順や着せ方のポイントも解説していますので、動画とともにご覧ください。

お祝い着のほかに必要なものを準備しましょう

お宮参りでは赤ちゃんが羽織るお祝い着のほかにも用意する衣類があります。加えて赤ちゃんの健やかな成長を祈るため、縁起のよい小物を吊るす習わしもあります。ここでは一般的なお守り袋と犬張子、でんでん大鼓としていますが地方によっては末広(扇子)や五円玉などを吊るすところもあるので、事前に親戚や神社などで確認しておくとよいでしょう。お祝い着のほかに、お宮参りに必要なものは次のとおりです。

産着とお祝い着を着ている男の子の赤ちゃん

 

産着

お祝い着の下に着る衣類です。本来は白羽二重(しろはぶたえ)を着るのが本式ですが、赤ちゃんにとって負担のないように着慣れたロンパースやカバーオールなどの洋装でも大丈夫です。当日の天気や気温なども見ながら衣類を調整しましょう。

帽子

生まれて1ヵ月の赤ちゃんの肌はデリケートです。外出にあたり日差しや風などから守るために着用します。和装なので大黒帽子という頭巾状のものをかぶるのが正式ですが、洋装用の帽子でも大丈夫です。

よだれかけ

赤ちゃんのよだれでお祝い着が濡れるのを防ぐ役割があります。

お守り

祝い着の紐に吊るす、房飾りがついた小さな巾着状のお守りです。着物の色に合わせるか、男女兼用できる白などがあります。

犬張り子

大正時代まではお祝いとして、親戚から犬張り子にでんでん太鼓を生麻で結びつけたものいただく風習がありました。犬張子には子供の成長が早い犬になぞらえ、赤ちゃんが子犬のように元気に育つようにという成長祈願の意味があります。お守り袋と同じく、お祝い着の紐に結びつける縁起物です。

でんでん大鼓

太鼓の鳴る音が魔除けになるとされ、また太鼓が裏表ないことになぞらえて“裏表のない子供に育つ”という願いが込められたでんでん大鼓。お守り袋と犬張子同様、お祝い着の紐に結びます。当日は鳴らすと赤ちゃんの気を引くことができるので、ご機嫌よく過ごしてもらうためのアイテムとしても使用できます。

小物

 

(参考)晴れ着の丸昌 横浜店では、でんでん大鼓と犬張子の無料レンタルサービスを行っています。

https://haregi-rental.com/omiya/news/630

 

お祝い着の着せ方

お祝い着を着せるための方法をわかりやすく動画にしました。着用の手順は動画をもとに解説します。

1.着せる前の準備

お祝い着を和装用のハンガーに吊るすか畳などに平置きして、作業をしやすい状態にします。お祝い着についている紐を重ねて左右それぞれの袖の中へ一緒に通します。

祝い着の準備

2.羽織らせる

赤ちゃんに帽子やよだれかけを着けてから抱っこします。お祝い着を着せかける人はさきほど通した紐を持って、後ろからお祝い着をそっと包むように羽織らせます。お祝い着を赤ちゃんの顔と反対側の方にかけたら、肩の後ろあたりで蝶々結びにして整えます。

羽織らせる

3. 小物をつける

背中の左側にくる紐の部分にお守り袋をつけます。ほかにも縁起がよいとされる、でんでん大鼓や犬張子を同じように結んで背中に吊るしていきます。

小物をつるす

 

 

動画:【お祝い着】お祝い着の着せ方

 

きれいに着せるためのポイント

手順のほかにも次のポイントを抑えておくと、きれいに着せることができます。

ポイント1:神社についてから着せる

車や電車で移動するタイミングから着用していると、汚れやシワができる恐れがあります。紐を通すところまでは事前に家で済ませておき、お祝い着を羽織らせるのは神社についてからにするのがおすすめです。

ポイント2:柄の位置に気をつける

男の子は強くたくましいイメージの鷹や兜、龍、女の子は華やかで上品な手毬や御所車、鼓などの柄が美しくあしらわれたお祝い着。羽織らせたら柄がきちんと見えるか、正面から確認して紐を結んで固定しましょう。

ポイント3:事前に練習する

お宮参りの前日までに、ひととおり着用の練習をしておくと当日になって焦らなくて済みます。ただ羽織るだけだといっても、産まれて間もない赤ちゃんのこと。まだ首も据わっていないので、思っているよりも案外難しいものです。動画の手順に沿って羽織らせてみて、柄の位置を確認したりじゅばんがはみ出てしまっていないか確認します。紐の結び方がゆるくないか、またはキツすぎないか力の加減も確認しておきましょう。

まだ赤ちゃんの首が座っていない時期ということもあり、よだれかけは参拝中など無理にお祝い着から出さなくても大丈夫です。スタジオでの家族写真の撮影などの時にだけ、赤ちゃんに無理のない範囲で顔を少し正面にみえるように抱っこして、よだれかけを祝い着から出すと、写真映りが良いでしょう。

 

最後に

赤ちゃんのお宮参りは一生に一度きりの大切な儀式。上手にお祝い着を着るポイントを押さえて練習すれば、本番の日もつつがなく終えられるはず。ハレの日に用意した素晴らしいお祝い着で、記憶に残る素晴らしい一日になりますように。

母親お宮参り

晴れ着の丸昌ではお宮参りに必要な赤ちゃんの祝い着はもちろん、参列する両親や祖父母の礼装もご用意できます。和装の場合、両家の格を合わせることが大切ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

▼丸昌 横浜店 お祝い着はこちらから

https://haregi-rental.com/omiya/

 

※こちらで紹介した内容は、2020年10月の情報です。

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